3月18日(水)快晴

今日は世田谷美術館で開催されている「特別展 平泉」に行って来ました…

平泉と言えば奥州藤原氏、「三代の栄耀一睡のうちにして」とおくのほそ道にも描かれた、かつての奥州文化の中心地です。京の中央文化とは一線を画し、独自の仏教文化を発展させてきました。そんな平泉の仏教文化が一堂に会した展覧会です。入り口にある中尊寺金色堂の模型(さすがに本物は持ってこられません^_^;)から国宝、重文の仏像、装飾、絵画、経典、能面など貴重な品々が当時の繁栄を偲ばせます。奥州藤原氏が求めたものは何だったのか。阿弥陀如来を中心とした極楽浄土をこの奥州の地に求め、築き上げたのも束の間、約100年で儚く散り去った夢の後を垣間みることができました。何となく芭蕉の心境を味わえたような気がします(^_^;)
      

美術館のある砧公園は春爛漫。暖かさに誘われてたくさんの人が訪れていました。ちなみに写真は敢えて人気のない東京離れした景色を狙ってみました(^_^;) 用賀駅からのちょっとした散策道も洒落ていて、春の散歩にはうってつけです。(^_^)
    

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